2018年11月30日金曜日

散歩撮影に!100均ペットボトルホルダー

100円ショップ、セリアで買ったペットボトルホルダー


これ、カメラを持って散歩してるとき、意外と便利で特に今年の夏場はお世話になってました。

カメラにハマってからというもの、よくカメラを持って散歩に出かけるんですが、カメラバッグにペットボトルの飲み物入れたくないんですよね。

中身が漏れたらやだし、漏れなくても結露でレンズやら湿りそうだし、だからって、手で持って歩くと写真撮りたいときに置き場に困る。最近、古いフィルムカメラにハマって露出計算・絞り・シャッタースピード全部マニュアルにするようになってからは特に。

そんなとき偶然見つけたのがこのストラップでした。

カラビナがついてて、反対側はペットボトルの首(?)のとこに金具でパチっと止めるタイプ。間にカッチンてやるベルト(サイドリリースバックルと言うそうです)があるので、飲む時は片手で外しやすい。

これが百円とは…
よく考えられてるなーと思う商品でした。

ただ、歩くと結構ぶらぶらするので周りにぶつけたりしないように注意が必要かもしれませんが…カメラ持って散歩する人みたいに両手を開けておきたい、かつカバンにペットボトル入れたくない人には便利なんじゃないかと思います。


2018年8月9日木曜日

Canon AL-1 シャッター鳴きを修理してみた

Canonのフィルム一眼レフAL-1のシャッター鳴き(泣き)を素人の私が修理してみました。

ネット上ではA-1やらAE-1のシャッター鳴き修理の記事は見かけますが、AL-1の記事がなく解決策を見つけるのに割と苦労したので、記事にしようと思います。

作業自体はぶっちゃけ簡単ですが、あくまでうちのAL-1でしか試してないので、
失敗しても自己責任でお願いいたします。
大切なカメラは修理に出す方がいいかと思います。

注油しちゃまずいとこに注油すると、ほんとに動かなくなりますから(経験者)




AL-1とは?!


Canonのフィルム一眼レフでqF(クイックフォーカス※オートフォーカスではない)フォーカスエイド(ピント合わせ手助け機能)がついてるのが特徴です。

詳しいことは、キヤノンカメラミュージアムをはじめ他のサイト様に書いてあるのでそちらをご参照ください。

で、このカメラが実家の片付けをしていたときに、空のオイル缶?


の中から出てきました。おそらく10数年前に亡くなった祖父のもの。


付いてるレンズは後ほどハードオフのジャンクコーナーで2000円で買って、自分で分解掃除したものです。



うちのAL-1の症状


電池フタは壊れたいたんですが、電池を入れ蓋を抑え、電源を入れるとフォーカスエイドは機能しました。

ただ、シャッターは切れず、巻き上げノブも動かない。
裏蓋を開けてソレノイド周りをつついてやるとシャッターが切れる状態でした。

その後、他のサイト様の記事(A-1やAE-1の記事。同じAシリーズなのでだいたい一緒かなと…)を参考に裏蓋外して注油したりすることで、一応シャッターが切れる様になりました。

しかし、シャッターを切っていると、たまーに「キュッ」って鳴いて、ミラーアップしたままになったり、シャッター幕が開かず、巻き上げできない初期状態に戻ったりと、不安定な症状でした。



AL-1のミラーアップ機構に注油する


A-1やらAE-1だと、分解せずに、裏蓋外して注射器で注油するとか、全面の外装の隙間から注油するとかって簡易策があるようですが、AL-1には外装の隙間もないし、裏蓋からじゃあ鳴いてるギアに油させませんでした。(自分のやり方が悪かったのかもしれませんが…)


で、分解してみたものの、ミラーアップ機構に到達するまでに回路を外さないといけないようだったので断念。



分解方法を調べる過程で、ネットで見つけた英語のリペアガイドの分解図を見てて思ったんですが、ギアのあるはずの所の近くにネジがあるなーと


こいつを外して注油します。



まず、マウントのカバーを外します。黒のネジ4つ


軍艦部や裏蓋はそのままでOKです。



次にマウントを外します。ネジ4つ


ネジロックがつけてあるようなので、ネジの溝を潰さないように注意!
自分はCRC556ちょこっとかけて外しました。
(ネジ以外のとこに散らさないように注意!)


で、例のネジですが、こいつは多分、レンズから入った光を測光部品に通すためにメインミラーを透過させる用の部分に蓋をするパーツをミラーアップに連動させるために付いてるパーツっぽい。(見た感じの予想なので間違ってたらごめんなさい!)



たぶんこんな感じのイメージ
横から見た断面図




シャッター開放時にメインミラーの裏にある蓋を動かしていると思われる。


リペアガイドにはなんかメインミラーが上がり切る前、0.1ミリのとこで
「ライトシールド(たぶん蓋)」が閉まるように調節する…とか書いてあるっぽい。
(英文苦手なので間違ってたらごめんなさい!)

心配な人はさわらないほうがいいと思いますが、私は外しました。
ねじが小さいので落とさないように注意。


すると、真鍮製のギアやらのパーツが見えます。



ここにシリコンスプレーをちょっとだけ注します。
556使おうかと思ったけど、溶剤で樹脂パーツがダメになるとか言う話も聞くので、シリコンスプレーを使いました。


例のパーツをミラーアップしたときに、ちょうど蓋が閉まる位置に来るように調整し、何回かシャッターを切ってみます。


「キュッ」て泣かなくなればOKです。


あとは、ばらしたときの逆の手順で組み立てれば完了です。

お疲れ様でした。



シャッター鳴きで試行錯誤してた頃、ソレノイドの周りにシリコンスプレーが散ってシャッター切れなくなったり、軍艦部ばらしたときに巻き上げノブ周りのギアにシリコンスプレー吹きすぎてレリーズボタンが接触不良起こしたりしました。

パーツクリーナーやアルコールで拭いて運良く復活しましたが、樹脂パーツやら基盤やらに悪いと思うので、注油の際はお気おつけください。


その後


4月ごろに修理して今のところ動作良好です。(8月現在)

後ほど壊れていた電池蓋を他のサイト様の記事を参考に、ゼムクリップを使って修理しました。





このカメラが発見される前からフィルムカメラが気になっていたんですが、AL-1が復活してドハマリしました。

フィルム楽しい。モノクロ現像楽しい。レンズほしい。でもお金ない。