2017年7月6日木曜日

ドラム缶でピザ窯!パンも焼けます。

ドラム缶deピザ窯!


先日、母がいきなり、
「ドラム缶でピザ窯作ったらええと思わん?」
って言ってきたのでなんとなく作ってみました。


真穴地区公民館ブログさんのサイトや
ガチな2層式ピザ窯の構造を参考にさせて頂き、
空気の流れを意識して若干工夫してます。



倉庫に放置してあった凹んで穴空いた、ボロいドラム缶を使って、
寸法とか超テキトーに作った割には、うまく焼けて、
ついでにパンも焼けちゃう優れものです。

使えるディスクグラインダーが無かったので、
基本的にジグソーと電動ドリルで加工してます。

溶接機も無かったので、溶接はしなくていい構造にしました。

なので製作期間は、計画に1日、加工に2日で、計3日ほどかかってます。


作り方

あんまりいないと思いますが、作ってみたい方のために作り方書いときます。


使用した材料

・ドラム缶    一個
・ネジM3とM4  数本
・針金(太めの) 4mぐらい
・蝶番      一個


使用した工具

・ジグソー+ステンレス用の刃

・電動ドリル+Φ3.5・Φ4・Φ8の鉄工用ドリル

・15cmぐらいのスケール(定規)
・ポンチ(穴あけのガイド用)
・ハンマー
・万力
・ペンチ
・手ノコ

・ノコヤスリ
・スポンジヤスリ

・マッキー(油性ペン)
・適当な木材


焼くとき使ったもの

・BBQとかオーブンレンジとかの丈夫な鉄のトレー
・七輪の焼き網
・クッキングシート


1.空のドラム缶を手に入れる

家の倉庫から、放置してあった、凹んで、錆びて
底に穴の空いたドラム缶を入手しました。


中は空ですが、念のため洗っておきました。



2.ドラム缶を2つに切る

ピザを焼くところと、薪を燃やすところを分けるために、
ドラム缶を2つに切ります。



この位置で切った理由は、底面側をひっくり返して使用するので、
ドラム缶側面の出っ張り付近を接地させることで歪みにくくする狙いと、
出っ張り部分がジグソーじゃ切りにくいからです(笑)

切りはじめの部分は、Φ8のドリルで穴を開けてます。


3.ピザの出入り口を作る

ドラム缶の口の部分を煙突にし、燃焼ガスを滞留させるために、
ドラム缶の口の方側にピザを出し入れする部分を作ります。


幅はトレーが入るように40cmぐらいで開けました。
ジグソーで切るときに、切れ端側が暴れて切りにくいので、

ドラム缶の中に木材の支えをして切りました。

切れ端は蓋にするのでとっておきます。


4.排気口を作る

燃焼室からピザに燃焼ガスを流すための通路を作ります。




切り取らずに曲げることで、食材が燃焼室に落ちるのを防ぐ効果と、
食材に炎が直接当たって焦げるのを防ぐ効果と、
燃焼ガスが渦を起こし、より滞留しやすくなる効果を狙ってます。


5.薪の投入口を作る

投入口は排気口の反対側に作ります。


剛性強化と機能追加のため、
あえて出っ張りは残しておきます。
もちろん、ジグソーじゃ切れないっていうのもあります。


6.燃焼室に針金を張る

この針金に七輪の網を載せて、その上に薪を置くことで、
下から酸素を取り入れやすくする狙いです。

前側は残しておいた出っ張りに穴を開け、針金をかけます。


針金を通す穴はΦ8で開けて、針金の端はペンチで丸く曲げてます。
こうすることで、サンダルで小指引っ掛けても痛くない!

7.蓋を作る

まず蓋と蝶番をネジ止めし、その後蝶番と本体を合わせて穴を開けます。


穴あけのときは寸法測ってもいいですが、面倒だし持ってる工具じゃ精度が出ないので、
取り付け位置に押し当てて、穴の部分にマッキー塗って●印をつけ、
その●の中心にポンチを打って、穴径より0.5mm大きいドリルで穴開けました。

蓋の取り付け位置は、2つにしたドラム缶を重ねて確認しておきます。


8.蓋の留め具を作る

薪の投入口の切れ端で留め具を作作ります。


切ったあとに、穴あけをしようとすると固定が難しいので、
先に穴あけをしておいてから、部品を切り出します。

その後万力で挟んで、ハンマーで叩いて曲げてます。

9.バリを取って蓋と留め具をつけたら完成です


バリ取りはノコヤスリを軽くかけたあと、スポンジヤスリで滑らかにしてます。

なんでスポンジヤスリかって?普通の金ヤスリがホームセンターで、
1本2000円ぐらいして高かったんだよ...

焼いてみた


点火!


チーズの溶け具合は排気口から確認できます。
(顔近づけると排気でやけどするので注意!)


ピザ生地の外はサクサク中はふんわりでいい感じです。


あんパンも焼いてみました!

底面がすぐに焦げないか不安でしたが、思ったより焦げません。


ただし、炎が弱い状態だと、表面が焼けるのに時間がかかり、
底が若干焦げが出てしまう印象です。上の写真だとサクサクで香ばしいぐらい。


パンも焼けちゃうんで、これからちょいうちょい使っていこうと思います。

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